あなたは「認知症」と聞いてどんなイメージを抱きますか?
「物忘れが多い」「徘徊する」「何を考えているかわからなくて怖い」
参加した新入職員からは様々な意見が出ました。
認知症のご利用者様にはどのような光景が見えているのでしょうか?
VR(仮想現実)を通して、認知症の方に見えている世界を体験しました。
車のステップから降りるだけのわずかな段差なのにビルの屋上から飛び降りるような恐怖を感じる光景に、
体験した新入職員からは悲鳴が上がりました。
レビー小体型認知症の方に見えている幻視も体験しました。
幻視は日常生活の中にごく自然に現れるため、消えるまでは現実と区別がつかないそうです。
幻視には怖いものばかりではなくて楽しいものもあり、周囲の人たちに一緒に幻視を楽しんでほしいという当事者の方からお話がありました。
実際に当事者の方が体感している世界を追体験して、「認知症」への理解が深まりました。
私たちの関わり方次第で認知症の周辺症状は軽減することができます。
認知症を正しく理解してご利用者様と接していきたいと思います。